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カートリッジをまとめて聴く その44 [試聴日記]

① テクニカ AT-130E
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  配色が朱色で安っぽく見える。
  ストレートカンチレバーの無垢楕円ダイヤモンド
  音は、テクニカらいし解像度の高いサウンドだ。
  AT-150E に近いサウンドだが、高域の切れは今一歩といったところか?


② テクニクス ECP-271CS
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  大ベストセラー EPC-270 カートリッジシェル一体型だ。
  高域の切れは①と比べてもう一歩だが、非常にバランスの良いカートリッジだ。



③ テクニカ AT-23
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  一体構造ラミネート・リングコア、OFC巻線のトロイダルコイルなど、
  当時のカートリッジ技術の最先端を行く造りで、リングコアなどは、
  その後もテクニカのカートリッジに採用されることは無かった。
  リングコアはFRが採用していたと記憶している。
  MM型のシェル一体型あまり人気は無かったが、ネジ止めの式が高音質の秘密と思うが
  テクニカは、なぜか、ネジ止めじゃなくて、モールドをぎりぎりで設計してガタを減らしている。
  この影響で交換針交換時の事故がどれくらいあったのだろうか?
  解像度が高く、一体型のメリットが効果を発揮している。
  テクニクス EPC-205MK3 に音が似ている。
  サウンドも遜色ないと思うが、EPC-205MK3 は大人気で、AT-23は今一だった。
  デザインと配色が、売れ行きに大きく作用することが分かる。
  音質的にも非常に素晴らしいサウンドだ。



④ パイオニア PC-110

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 初めて買ったプレヤーの付属カートリッジ、馬鹿にしてはいけない、マスターサウンドのレコードもらくらくトレース。
  レンジやや狭いが、付属カートリッジとして十分な性能を持っている。
  安心して使うことができる。


⑤ ADC Q30

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  ADC のサウンドは日本人向けのサウンドと言って良い。
  ややハイ上がりで、付属品のカートリッジから変えた人は、グレードアップしたと感じるだろう。
  このコストでこのパフォーマンスは素晴らしい。
  カリフォルニアサウンドと言っていいだろう。
  

⑥ テクニクス EPC-25H
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  T4P シリーズをユニバーサルしたカートリッジ、テンションワイヤー方式のサスペンションの本格化派
  レンジ広く、音場も広い。付属のカートリッジとは一線を画す。
  


⑦ オルトフォン F-15 MK2 + ナガオカエリー
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  オルトフォンの型番はすでに良くわからない状態だ。
  本品は F-15MK2 である。
  交換針は、ナガオカ製で楕円針のエリーだ。
  交換針はモールド部分が弱っているらしく、根元から折れてしまった。
  エポキシボンドで補修、問題なく使えるようになった。
  音は、非常にバランスが良くて、高級機にせまるが、高級機と比べるとやはりレンジはやや狭くなる。
  付属、エントリーカートリッジとしては十分だと判断する。

⑧ オルトフォン VMS-10MK2
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  針折れ品を修理した。オルトフォンはダンパが劣化しているものが多く。
  胴体着陸するものも多い。この固体のダンパは問題ない。
  ⑦ と比べると差は歴然だ、レンジが広がり、高域の切れも良い。
  ⑦から⑧に変更すれば、グレードアップしたと感じるだろう。
  内周が若干歪む、バーティカルアングルが合っていないか、ダンパが劣化していると予測される。


⑨ パイオニア PC-200
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  このカートリッジは、PL-540などのフルオートプレヤーに採用されてた。
  製造はテクニカで、スタイラスチップは接合、カンチレバーの固定はテンションワイヤーと凝った作りだ。
  付属品だからと言って馬鹿にしてはいけない。非常に優れたーカートリッジだ。
  ある方はこのカートリッジが最高という人もいる。
  リファインされて、単体売りされたが評判は今一だった。
  何が受けるか、難しい時代だった、戦略とデザインとカラーが非常に重要な時代だった。
  


⑩ AT-23 その2
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 偶然、AT-23が手に入った。やはりテクニカの全てのテクノロジーをつぎ込んで作っただけはある。
 非常に素晴らしいサウンドだ、おそらく、黒と金ベースの配色だった名機となっていただろう。
 評価が低くて残念だ。
 ③と比べても固体差も小さく、工業製品としても優秀だ。





T4P カートリッジをまとめて聴く [試聴日記]

T4Pカートリッジをまとめて試聴する。
① SHURE M-104E
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  良く見るとスタイラスチップがない。接合針のシャク(金属の台座)だけになっている。
  カンチレバーを繋いで修理した。

  こんな感じ
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  音は非常にパワフルで、軽やかなサウンドで、カリフォルニアサウンドと言っていいだろう。

② ビクター Z5P
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  発電ユニットはZ-1系と共通のようだ。
  資料によるとスタイラスチップは、楕円のようだ。
  ① よりややおとなしめのサウンドだが、①が尖りすぎと感も否めない。
  スタンダードなサウンドで安心して使える。

③ テクニクス EPC-P33
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  どうも SL-MA1に付属してカートリッジのようだ。楕円スタイラスチップだが、
  テンションワイヤー方式ではない。
  重厚感のある落ち着いたサウンドとなっている。
  万人受けするカートリッジを狙って音作りを行ったではないか予測される。


③ テクニクス EPC-P33S その2
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  ② よりも音場が広く、立体感が良い。
  高域の解像度も高くて良い感じだ。





FR FR-1/MK3 [試聴日記]

FR FR-1/MK3 を入手した。
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カンチレバーに打痕があったので、エポキシボンドで充填した。
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FR-1シリーズは高解像度を目指した製品だ。
本品も例外ではなく、非常にフラットで解像度の高い音作りとなっている。





DL-103M、DL-103を修理する。 [試聴日記]

DL-103M 2個 と DL-103 を修理した。
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DL-103M が同時に入手できたので、同じヘッドシェルで差を見てみる。
ついでに DL-103 も修理した。

DL-103M その1
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歪み感の少ない、103M らしく、フラットで解像度が高いサウンドが楽しめる。
103 オリジナルとはかなり違う。
103M は名前は 103だが、空芯構造でオリジナルとは全く別な発電ユニットと記憶している。
ケースもオリジナルより少し短い。

DL-103M その2
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その1と非常に良く似ている。当たり前か、その2の方が若干明るめに聴こえる。
基本的なサウンドは その1と同じだ。

DL-103
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やはり鉄心構造だけあって、出力電圧が大きい。元気なサウンドだが、解像度はやはり 103M に譲る。





テクニカ AT-150E 修理品とオリジナルを比較する [試聴日記]

テクニカ AT-150E を2個入手した。
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修理品(振動系差し替え版)
オリジナル
をひかくしてみた。

修理品は、AT-10G系の未使用新品の振動系を移植した。

比較の写真
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ボディとヘッドシェルは共通で、交換針だけ変えて違いをみる。
AT-150E は 0.2mil * 0.7mil の極小ダイヤの無垢楕円チップ
修理品は 0,5mil の丸針で、接合ダイヤモンドだ。
レコードは、マスターサウンドを選択した。
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オリジナル
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高校生から聴いている AT-150E のサウンドそのままだ。
ややハイ上がりで、解像度だけをひたすら求めている。
定位はいいが、音場はやや狭い。
雰囲気や低域の量感は犠牲にしている。
耳慣れたサウンドと言ってよい。

修理品
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音の傾向は同じだが、ハイ上がりサウンドからややフラットになった印象。
やや控えめのサウンドといった感じだが、こちらの方が好み人もいるだろう。


丸針と楕円チップの差が出ているのかもしれない。
しかし、僅差であり、メタルボディが音に大きく影響しているように思う。


STAIN カートリッジをまとめて聴く [試聴日記]

① M-11E
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  針を落として、ああ歪んでいると思ったら、単に USB A/D コンバーターの入力オーバーのようだ。
  MMポジションに変更して、なんだ問題ない。一安心。
  この広大な音場とフラットな感じ、なかなかお目にかかれない。
  しかも、低音も芯があり、解像度も高い。
  いつもことながら、このカートリッジも製造から何年経過しているんだ。
  70年に生産されたとして、すでに 40年以上経過している。それでもテクニカの最新機に劣るわけでもなく、当時の性能の高さが覗える。

② M-18
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  針にゴミが大量についている。丁寧に取り除くとなんと、腐食しており、スタイラスチップは無くなっていた。
  STAIN の修理のコツは分かっている。せっかくなので、高級カートリッジのカンチレバーを移植する。
  AT-32EII のカンチレバーを移植した。
  ① に比べて、更に癖がなく、非常にフラットだ。癖がない。針圧はシビアだ。
  出力電圧は十分大きいので、MMポジションで問題なく使える。


③ M-6
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 入手して顕微鏡でみたら、見事なチップ落ち、カットしてカンチレバーを繋げることにする。
 移植するカンチレバーは AT-10Gとした。
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 試聴した結果はパワフルなサウンドを聴かせてくれた。
 しかし、針圧はシビアだ、1.7g くらいがいい。0.2g 外れたら歪んだサウンドになった。
 相変わらず針圧の変化にはシビアだ。
 出力は十分大きい、MMポジションで受けている。