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ダンパが劣化したカートリッジの波形を測定してみる。 [情報]

SONYのXL-15 シリーズのダンパには困ったものだ。
ダンパが劣化して音が歪む。
オシロスコープは家にはないが、PCがその代わりを果たす。
便利な世の中だ。
XL-15 に XL-20 の交換針を移植したが見事に駄目だった。
聴感上も駄目だが、基準レコードキャプチャーして、波形を確認した。
正弦波が変な波形になっている。
P1090350.JPG
1.jpg
こちらで確認した XL-15 シリーズもついでに確認した。
http://en-ide-cart.blog.so-net.ne.jp/2017-01-14
聴感上は問題ない様だが、波形はどうだろうか?

XL-15 オリジナル

P1090351.JPG
2.jpg
XL-15 + XL-20の交換針
P1090352.JPG
3.jpg

音量差があるが、同じ傾向なのでカートリッジ以外の箇所が原因だろう。
美しい正弦波だ。

テクニカのミニカートリッジ辞典 [情報]

テクニカのミニカートリッジ辞典を発見
下手な雑誌より詳しく書かれている。
ミニ辞典1_NEW.pdf
カタログ.jpg

ビクター プリントコイルカートリッジのスタイラスチップについて [情報]

かすかな希望をもって高額で入札したが、所詮ジャンク
プリントコイルの腐食が原因だ。
私も腐食には悩まされる。わずかな塩と湿度で簡単に腐食する。
MC-2E
0611-2.jpg
MC-10L
0611-10.jpg
MC-1000L
0611-11.jpg
長岡氏も言及していたが、ビクターのプリントコイルカートリッジはダイヤモンドスタイラスチップが大きい。
軽量化のためになんでも小さくすれば、言い訳ではない。適切な大きさがあると述べている。
適切なスタイラスチップの大きさが高音質に寄与していると雑誌に書かれていた。
テクニカに比べるとかなり長くて大きめであることがわかる。

DENON DP-47F も採用 ストレートアーム用ADC タイプのコネクタの互換性は? [情報]

ADC タイプストレートタイプの互換性はあるようで、微妙に異なる。
互換性について調べてみた。

ピンの数ピッチは完全に互換性がある。
パイプの内径も同じ。
じゃ問題ないだろう。
しかし、垂直の位置決めの用下側に溝が彫ってあるが
この位置決め用のガイドの形状が異なる。
一番小さいのがビクター、大きいのがDENONである。

ビクター
P1020938.JPG
P1020933.JPG
DENON
P1020941.JPG
P1020934.JPG
ビクターはガイドの形が三角、DENON は四角形となる。
ビクターのヘッドシェルは、ビクター、DENON には使えるが、DENON のヘッドシェルを
ビクターに使う場合は、下記のように位置決めガイドを削れば使える。
P1020945.JPG
ABS樹脂なので、金ヤスリで 10~30回程度往復するだけだ。
削り過ぎないように注意したい。

ADC タイプはなんとなく標準で、テクニカが過去に販売していた。
位置決めリブはどのような形状だったのだろうか?

CFシリーズのヘッドシェルとして販売されていた。
DENON には使えそうだが、ビクターにはどうだったのだろうか?

ストレートアーム専用のシェル

AT-CF6

■価格 \2,500
重量 6.0g
■備考 無電解メッキ・アルミダイガスト

AT-CF3

■価格 \2,000
■重量 2.7g
■備考 強化プラスチック


今まで調べた限りこんな感じ

DENON、トリオ > ONKYO、Lo-D > ビクター、ヤマハパナソニック

ビクター、ヤマハ、パナソニックは全く形状が同じ。


適用機種
DENON

DP-45F
DP-35F
DP-52F
DP-51F
DP-37F
DP-47F

パナソニック

SL-MA1

ビクター

QL-Y44F
QL-Y33F

ヤマハ

P-750

Lo-D HT-500

オンキョー、KENWOOD

などが採用していた。

非常に微妙な互換性であり、転用も可能だが一工夫必要だ。

断線カートリッジを有効活用、モノラルカートリッジ化 [情報]

断線したカートリッジ、これは修理不能じゃないかもしれないが、手間がかかる上
難易度が高い、だいたいは、端子版のハンダ腐食なので、綺麗に分解できれば修理可能だ。
何度かやったことはあるが、面倒なことこの上無しで、だいたいは諦めている。
モノラルレコード専用して復活させてみた。
片側のCHを両側に分配するだけだ、安全だし一番問題が少ない方法だ。
ステレオだと両CHをパラって接続したり、シリーズで接続したりする方法がある。
パラって接続すると一見良さそうだが、実際は LCH と RCH の波形はぴったりと一致していないと予測され、
ほんの少しの位相ずれが、音に大きく影響するようだ。
シリーズ接続は、長岡氏も言及しているが、コイルが相互に影響し、音質劣化をもたらす可能性がある。
これが一番、安全な方法だ、モノラルカートリッジを買うことが一番だが....
ケーブルの細工は簡単だ、片側を、赤と白をショートし、片側を青と緑をショートするこれだけだ
P1010194.JPG
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音源はステレオだが、サンプリングした。

高級カートリッジのオルトフォン MC-10 Super が見事に復活?
P1010196.JPG
この方法はステレオレコードのモノラル化では、なくモノラルレコードの再生が目的なのでステレオレコードのモノラル化には使えない。

追加実験

ネットで調べると、シリーズモノラルの方法があまり書かれていない。
波形やリサージュに言及しているサイトも少なかった。
自分でケーブルを作って実験してみた。

こんな感じ
P1010284.JPG
P1010286.JPG
一つ疑問がある。
モノラルレコードをステレオカートリッジで再生すると、音が悪いとか
パラレル接続すると音が悪いとか言われている。位相ずれを予測したのだが、実際に確認してみた。
低い周波数での位相ずれはほとんど無いが、10KHz でリサージュが変な形になり 15KHzでは雲のようになった。シリーズモノラル化も片CHモノラル化もリサージュは定規で引いたように真っ直ぐだ。
ただし、シリーズモノラルは音源がステレオだとリサージュは複雑な形になる。
ステレオリサージュ.jpg

ということで、断線カートリッジ第2弾 SONY XL-MC-1 のモノラル化をやった。
P1010285.JPG
実験を行って、感じたことはやはり ステレオカートリッジの片チャネルを使ってモノラル化するのが音質的に有利で、安全で確実のような気がする。

ステレオ
ピンクノイズ
ステレオピンクノイズ.jpg
スィープ
ステレオ掃引.jpg
シリーズ接続
ピンクノイズ
シリーズピンクノイズ.jpg
スィープ
シリーズ接続掃引.jpg
片CHからのステレオ化
ピンクノイズ
LCHピンクノイズ.jpg
スィープ
LCH掃引.jpg

オルトフォン MC-20 を修理した、シェルに装着して、音だし確認したら....左CH 断線やん。
P1010695.JPG
修理自身は問題ない。
しかたない、調子に乗って 片CH モノラル化を行い。モノラル専用カートリッジに仕立てた。
修理はこんな感じ、ぱっと分からない。スタイラスチップ接合ダイヤなので直ぐにばれるが
0214_1.jpg
配線はこんな感じ、太めの線を使ったらこんな感じになった。
P1010694.JPG
モノラルレコードは手持ちが少ないが、ビルエバンスの枯葉 モノラル録音で確認してみた。
定位が良い。当たり前だ。
ステレオで聴いたときとは全く違う。モノラルレコードは、モノラルカートリッジが良い。


P1010799.JPG
0220-2.jpg
針折れのテクニカ AT-29 を修理した。片CH 断線だ。
仕方ないので、片CH モノラル仕様にして、利用することにした。
低域の量感が良く出ている。モノラルの低域は特徴的なサウンドだ。
立体感はある。不思議だ。

 

スタイラスチップの値段って? [情報]

スタイラスチップの値段って?

ある雑誌インタビューでスタイラスチップの値段はどうやって決まるか?
工数、時間という回答だった。材料の値段ではないらしい。
同じ 0.5mil でも研磨の時間で値段が異なる。
安いスタイラスは、研磨が適当で、高いスタイラスチップは丹念に研磨が行われているとのこと。
楕円は、上と下を研磨しないといけないので、研磨時間が伸び、その工数分だけ高くなるとのこと。
特殊楕円も同じだ。
ちなみに、レンズを作っている工場で、レンズの値段は何で決まるかとの問いには
研磨時間です。
型で作るレンズでは、最終的な精度がでないので研磨して最終的な精度を出す。
レンズ、スタイラスチップも原材料費じゃなくて熟練工の工数が原価に響くようです。

ちなみに、レンズを作っている工場は自社工場で、
「何でこんなに高いだ」と文句を言っていたら、
「そっちが特性のいいレンズを設計するからだろうっと」言われた。
「こんなシビアなレンズを設計するな」
とも言われた。

それは、企画さんが言い出したことなんだけど.....結局、試作は作ってデモは行ったが、
トータルコストが高すぎてお蔵入りだった。
カメラモジュールの設計はやっていない。
外からそこそこのカメラモジュールを買ったほうが安い。

軽針圧はなぜレコードにダメージを与えるのか? [情報]

針圧についていろいろな雑誌に書かれているが、重針圧の方がダメージが少ないとされている。
なぜか考察してみた。

多かれ少なかれ、レコードの表面は平らではないため、カートリッジが上下に動く。
そりの変位量に比例してアームと一体化して動けばいいのだが、カートリッジはダンパを介して、レコードに接触しているこれが大問題だ。
ダンパは、剛体でなくスチフネスをもった物体なので、上下動時比例せずに、動くためにカートリッジが加速度が加わる。加速度が加わると針圧に変化が発生してこれが、レコードにダメージを与えることになる。
設計値より、軽針圧だとこの加速度が大きく、ダメージが大きいのはこのためだと思われる。
したがって、重針圧の方が変位量が少なく、ダメージが少ないということだと思う。
実際はそりのあるレコードを演奏して、カートリッジがレコードと同期して上下に動くように針圧を調整する。
のが正解なのだろう。

アームとしては 20Hz 以下の振動に対しては、追従
20Hzから上の振動に対してはカートリッジのダンパで吸収
と結構矛盾だらけだ、この周波数は質量にも比例するので更に厄介だ。

結論から言えば、針圧は、アームの共振周波数の考慮して設定しないといけない。
重針圧の方が、針圧の変化が少ない。
ということなのだろうか?

軽針圧設計 ダンパはやわらかい
重針圧設計 ダンパがかたい
そんな傾向もあるようだ。

アナログは物理にも精通する必要があり奥が深い。

反りがあるレコードとカートリッジ+アームの質量ととカートリッジのダンパのスチフネスが合っていない場合の再生例、ミスマッチがあって、カートリッジは反りとは反対の動きをしている。
反りとカートリッジが一体となって動いていない場合の再生例だ。
この場合は回転ムラのように聴こえる。軽針圧の場合は更に酷くなる。
針圧を上げると、かなり軽減される。針圧を下げると上下動は更に大きくなる。
反りの無いレコードでは、この現象は発生しない。



もう一つ、レコードは剛体ではないため、圧力をかけると変位する。
軽針圧だとレコードの接触面積が小さい。
重心圧だとレコードの接触面積が大きい。
接触面の面積あたりの荷重は、軽信圧の方が大きいことになる。
楕円の軽針圧は、特に特殊楕円は、顕著であり、シバタ針のような接触面積が大きいスタイラスの方が
レコードへのダメージは小さくなる。

パイオニア’ PC-110 と SONY VM-21G の交換針の互換性を調査する [情報]

パイオニア’ PC-110 と SONY VM-21G の交換針の互換性を調査した。
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過去にも調査したが、再度針による音の違いも含めて検証してみた。
隙間さえ気にしなければ全く問題なく使えることがわかった。

本体 PC-110

VM-21G がなかったので 
コロンビア GM-20

オンキョウー OC-36

で検証した。

このカートリッジは、テクニカからのOEM供給だと思われる。

オリジナル
IMG_1266.JPG
これを基準に考える。
付属カートリッジとして本当によくできている。

コロンビア GM-20
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音場は、オリジナルより上回っているか?
低域の量感もオリジナルとそっくりだ。
問題なく使用できる。

オンキョウー OC-36(ティパーカンチレバー)
IMG_1269.JPG

ティパーカンチレバーの影響だろうか、更に音場が広い。
高域の解像度も上がっている。
ティーパーカンチレバーは、実質的に実効質量を下げる良い手法であることを改めて認識した。
テクニカのように、あまりにもやりすぎて、チップ落ちが頻発したら、本末転倒だ。
あれ、なんとかならないかな?
普通に使ってていても、チップが無くなるよ。
それで、代替なしってどうすればいいの?